私が小学生のころの話。
みんながやりたがらないから体育委員だったんだけど
(と言っても体育の前の準備運動をみんなの前でやるくらいしか仕事はない)
委員会の先生が突然
「体育委員だし声出しの練習をしよう!」
とか言い出してなぜか体育館で自分の名前を叫ぶことになった。
ステージから名前を叫んで先生が認めるまで続けた。
12人いたけど次々と丸をもらって抜けていって、私ともう一人女の子だけが残った。
私はその子に
「もうよくない?これ何の練習?笑」
とこそっと言ったけど無視された。どうでもいいけどこの子にはなぜかいつも敵視されてた。
持久走のときもその子の親が
「前の子なんてぬかしちゃえー!」
って応援してた。その前の子っていうのは私。まぁ勝ったけど。
そしてこの子も丸をもらって抜けていった。良かったね勝てて。声の大きさで笑
とうとう私だけが残った。
いつも先生にひいきされてる私にとってはありえない状況だった。
私は全力で叫んだ。
周りの人は、頑張ってるんだしもういいんじゃないですかって言ってくれたけど
「まだいける!もっと腹から声出して!」
いや、お前が私の限界決めるな笑
もうお手上げだよね。
時間が過ぎ去るのを待つしかないよ。だってもうこれ以上出せないよ~ってとこまで声出してるんだからねこっちは。
最終的に私の思惑通り時間になって終わった。やったー!とはならないよね。
何だったの?何がしたかったの?目的はなに?
このもやもやは大人になった今でも忘れない。
そして次の年、この人が担任になるのであった・・・